【商品紹介】
今は亡き名門ILLINOISの懐中時計 (Grade:Currier model:1)です。
1874年前後製で、ILLINOISの中でかなり初期の品の一品です。
弊社で扱うイリノイの中でも最も古い年代の品です。
イリノイはバンスペシャルのような鉄道懐中時計が代名詞のようになっていますが、
それより年代の古い品は数が少なく人気があります。
文字盤は高級仕様のポーセリン製。
時刻は人気の高いローマ数字表記の一品。
割合時刻が小さめの仕様ですね。分刻の数字は無く、黒色に統一された文字盤はとても上品です。
”ILLINOIS”だけでなく”ILLINOIS SPRINFGIELD WATCH CO”の銘が珍しく、製造年代の古さを感じさせてくれます。
7時付近に非常に薄いヘアーラインがあります。
拡大画像でもほぼ見えないレベルですが、アンティーク品とご理解頂ける方にお楽しみ頂ければ嬉しいです。
ケースは金張りハンターケース。
18サイズの金張りハンターケース仕様の品は少なく、ケース表裏面の細工も彫りが深いです。
言葉では説明しづらいのですが、割合分厚目のハンターケースでケース自体の薄さを感じさせない一品です。
厚さは18mmもあり高級感があります。
ケースの開け閉めは順調で、インナーケースも隙間なく閉まります。
ヒンジ部分に少し修理跡がありますが、拡大画像のとおりあまり目立ちません。
ハンターケースの品はどの品にも言えるのですが、
表ケースを開ける際は左手で添えながら竜頭を押しゆっくり開けてください。
(閉める際は竜頭を押しながら左手を添えながら元の位置に戻してから竜頭を上げてください。
丁寧な開け閉め、爪やヒンジに負担が少ない操作をよろしくお願いします。)
そして何と言っても貴重なのがムーブメント。
1874年前後製と、他ブランドを含めてもかなり古い年代の機械です。
”Currier”の刻印が鮮明に刻まれ存在感がありますね。
11石、フルプレート、鍵巻き仕様の大変貴重な一品です。
この時代の品がこれだけ綺麗な状態で残るのは嬉しい限りです。
鍵巻きでのゼンマイ巻きは円滑で、初心者でも扱いやすいと思います。
2017年1月に日本国内にてOH済みの品で、日差は平置きで約+30秒、縦置きで約-1分という状態です。
緩急針で適宜調整頂ければ幸いです。
(日差は参考値、継続的日常使用を求められる場合には定期的なオーバーホールをお願いします。)
これだけ素晴らしい品ですのでゼンマイをニバゼンマイに交換してあります。
※切損トラブルの非常に低いステンレス合金のゼンマイで、安心してお使い頂けます。
(英語では、white alloy main spring と言われます。)
通常のゼンマイよりも高く、部品交換代で約10,000円します。
竜頭周りの操作性も良く、時刻合わせはレバーセット方式です。
鍵巻きでのゼンマイ巻きは円滑で、初心者でも扱いやすいと思います。
【サイズ】
竜頭含まず約54mm。
厚さは約18mm。
重さは125.1g。
18サイズ。これだけの大きさの金張りハンターの品は数が少ないです。
弊社で扱うイリノイの中でも最も古い年代の品です。
文字盤も綺麗で上品さがある一品です。
オーバーホールの手間や費用、ニバゼンマイの交換済み費用を考えるとかなりお買い得だと思います。
ぜひこの機会にコレクションに加えてください。
画像データを
Picasaに永久保存しております。
PICASA内で拡大画像を確認することもできます。購入希望者には必ずご確認頂き、ご購入をよろしくお願いします。
【発送】
日本全国一律800円(梱包料込み)
ゆうぱっくにてお送りします。超過分はこちらで負担いたします。